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*当院ではピル開始希望の方は40歳未満、継続希望の方は50歳未満までとしております。

低用量ピル

低用量ピル避妊目的で使われることが多いのですが、女性のさまざまなお悩みの解決に役立つ副効用の効果も期待できることがら処方を希望される方が増えています。代表的な副効用には、生理不順・生理痛(月経困難症)・過多月経・月経前症候群(PMS)の改善をはじめ、ニキビ改善、卵巣がん・子宮体がんの発症率の抑制などがあります。

避妊のための服用

生理初日に服用を開始します。忘れずに毎日、同じ時間に服用することでほとんど確実な避妊が可能です。

低用量ピルの副効用と副作用

低用量ピル副効用
  • 生理不順改善
    約28日ごとという正常な周期で規則的に生理が来るようになります。
  • 生理痛をはじめとした月経困難症・過多月経改善
    経血量や痛みを抑えることができ、生理が軽くなります
  • 月経前症候群(PMS)軽減
    ホルモン分泌量が適切にコントロールされるため、月経前症候群によるイライラや乳房の張りといった症状を緩和できます。
  • 子宮内膜症の治療
    子宮内膜症の治療のために、低用量ピルの処方が保険適用で受けられます。
  • ニキビ改善
    低用量ピルの服用によって男性ホルモンの分泌が抑制され、ニキビ改善に効果が期待できます。
  • 卵巣がん、子宮体がんの発症率抑制
    低用量ピルの長期投与で、卵巣がんや子宮体がん発症予防の効果が認められています。
低用量ピルの副作用
  • 吐き気、頭痛、倦怠感
    服用をはじめた当初に出やすい副作用ですが、服用を続けるうちにほとんどのケースで症状を起こしにくくなります。
  • 不正出血
    服用をはじめた当初に不正出血するケースがありますが、服用を続けるうちにほとんどの場合は軽減されます。決まった時間に服用して飲み忘れをしないようにすると不正出血の予防につながります。
  • 乳房の張りや痛み
    生理前に乳房が張って痛むのと似た症状です。服用を続けるうちにほとんどの場合は軽減されます。
  • 血栓症
    ピルを服用している場合、服用していない場合よりわずかに血栓症の発症リスクが上昇するとされています。ある調査では、女性全体の血栓発症率が1万人に1~5人、ピルを服用している女性の血栓発症率は1万人に3~9人と報告されています。同じ1万人あたりの血栓発症率は妊娠中が5~20人、分娩後は40~65人とされていて、それに比べると低い数値です。
    ただし、喫煙、肥満、高齢で低用量ピルの血栓リスクが高くなるため、その場合には慎重に考慮して判断する必要があります。当院では、ピルを処方する方に定期的な検査をおすすめしており、血栓症の予防に取り組んでいます。
  • 子宮頸がん、乳がん
    ピルを内服すると子宮頸がんや乳がんにかかるリスクが若干上がると言われています。当院では年に1-2度、または不正性器出血時の子宮頸がん検診をお勧めしています。乳がんの方がピルを服用すると悪化リスクがあります。乳がんが発見された方や、発症リスクが高い方の服用は避けてください。
  • むくみ
    ピルにはホルモンの1種であるプロゲステロンが含まれていて、この作用でむくみを起こすことがあります。水分によってむくんでいるだけですから、脂肪による肥満とは異なります。

費用

初診時

初診時には【初回ピル処方時問診チェックシート】のご記入をお願いしております。
初診時にかかる費用は以下の通りです。

初診料 ¥1,650
ピル(1シート) ¥2,420-3,080
処方料 ¥220
再診時

再診時には、ご希望に応じて【血液検査、子宮頸がん検査】がお受けいただけます。

再診料 ¥1,100
ピル(1シート) ¥2,420-3,080
処方料 ¥220
希望者
血液検査 ¥1,100
子宮頸がん検診 HPV高リスク群検査、子宮頚管粘膜細胞診 ¥11,000

当院で処方している低用量ピル

マーベロン28 ¥3,080
トリキュラー28 ¥3,080
ファボワール28(マーベロン28のジェネリック) ¥2,640
ラベルフィーユ28(トリキュラー28のジェネリック) ¥2,420

*一度の処方は最大3シートまでとなります。
お忙しい方はオンライン診療をご活用願います。


40歳以上
ピルの服用に際してリスクのある方

当院ではピル開始希望の方は40歳未満、継続希望の方は50歳未満までとしております。
以下の項目に当てはまる方は、当院医師とご相談下さい。
(ご服用いただけない事もあります)

  • 乳がんを治療中、または乳がんの疑いがある
  • 喫煙している
  • 肥満
  • 血栓症になったご家族がいる
  • 高血圧
  • 糖尿病、または糖尿病の疑いがある
  • 肝障害がある
  • 心臓、腎臓の病気にかかったことがある

 

モーニング・アフターピル

アフターピルモーニング・アフターピルは、緊急避妊薬です。避妊を失敗した時や、避妊できなかった性行為の後で服用して、妊娠を回避するための薬です。100%避妊できるわけではありませんし、服用効果を期待できるタイムリミットがあって時間が経過するほど避妊が成功する確率が下がります。そのため、できるだけ早いご相談が重要です。

こんな時にご相談ください

  • コンドームが外れた、破れた、つけるタイミングが遅かった
  • 低用量ピルを飲み忘れて性行為をしてしまった
  • 相手が避妊してくれなかった
  • コンドームをつけていたかどうかよくわからない

タイムリミット

性行為から時間が経過すると避妊できる確率が下がります。特に120時間を超えると大幅に確率が下がります。避妊できなかった可能性がある場合には、できるだけ早めにご相談ください。理想的な服用は性行為から24時間以内とされています。
心配な方はすぐにご来院をお願い致します。

当院で処方しているモーニング・アフターピル

ウリプリスタール酢酸エステル

性交後120時間以内に1回内服するだけです。
妊娠阻止率は高く、120時間以内と服用可能な時間が長いことが特徴です。

レボノルゲストリル

性交後72時間以内に1回内服するだけです。

モーニング・アフターピルの費用

モーニング・アフターピル処方薬 費用
ウリプリスタール酢酸エステル 1錠 ¥10,780

*ウリプリスタール酢酸エステルの供給が不安定であり、切らしている場合はレボノルゲストリル(性交後78時間以内に内服する/費用は¥10,780)となります。

モーニング・アフターピルの副作用

頭痛、吐き気、倦怠感、腹痛、生理痛、めまいなど報告されております。このような症状が出た場合はすぐに担当医師へご相談ください。

メディア(取材)
銀座ヒカリクリニック
 アクセス:有楽町線 銀座一丁目駅より徒歩1分
 本日の診療予約:03-6879-9875(急患受け入れも可)
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