私たちが本気で
面接している理由
2019年に開院してから、これまで本当に多くの方が当院の採用にご興味を持たれ、面接にいらっしゃいました。
最初は私ひとりで、今は採用担当スタッフとともに、30分間の面接と30分間の院内ツアーをしてまいりました。
緊張からか、不本意にもご自身の不利になるような受け答えをしてしまう方にもなるべく前向きなフォローをし、途中からすでに採用見込みが難しいと判断される方に対しても、決してぞんざいに扱わず、少しでも良かったと思える時間を過ごしてもらうためにも、院内ツアーは丁寧にすべしと指示しました。
高学歴だからと言って、その学歴に甘んじていないか、本当にその人が患者様と寄り添った診療・エスコートができるか、真剣に見極めを行いました。
ある人は、「こんなに面接に時間を割いてくれるなんて」と驚かれる方もいました。
そのくらい、採用面接に対して、私たちは本気です。
私が日々診療で患者様のお身体に触れるのと同じように、受付スタッフは日々患者様と触れ合いながらエスコートをするわけですから、そこにクリニック側の迷いがあってはいけないと思っています。
エレベータが開いて、患者様が出てこられた時から診療は始まっているのです。
スタッフに求めることは、
シンプルで当たり前の事
少し大げさかもしれませんが、当院で採用したスタッフは常々、私は自分の子供のように気にかけてしまいます(そこまで年齢は離れていませんが)。
いつも妻が幼い息子が「言うことを聞かない」とぼやくのと同じように 私は妻に、若いスタッフが「言うことを聞かない」とぼやくのです。
- 遅刻をしない
- 提出物の期限を守る
- 最後の患者様だからと言って手を抜かない
銀座の自由診療のクリニックのイメージからどれだけピカピカで夢溢れる社訓があるのかと想像を掻き立てられそうですが、私たちがスタッフに求めるものというのは極めてシンプルで当たり前の事だと思います。
手抜きやダラシナサが見られた場合、私は注意をしてきました。 当たり前のことを当たり前にできる人材を私たちは求めます。
まともなことを真面目にやりぬける環境作りを私たちは目指します。
一生懸命頑張る人が笑われるような風潮があってはいけないと思うからです。
共に成長できる
関係でありたい
時には不貞腐れるスタッフもいました。
そういう時はあまりうるさく言わず少し様子を見守ったりもしました。
もともとは「頑張ろう」と思って入ってくれた人たちです。
でも、「身だしなみ」や「素行」の悪化・不良は社会人として許されざるふるまいです。
私は冷静に心のノートに書き留め、その子に少し余裕が出た所で注意しました。
その子は自分の非を認め、納得し、改めると約束してくれました。
実際に身だしなみを正してくれるまでにそれから3週間以上かかりました。
諦めと我慢の衝動に突き動かされながら、私は患者様の前では笑顔で診察します。
彼ら・彼女らの成長を意識し、課題や負荷をかけてみたら、それが負担になり、明らかに疲れさせてしまったこともあります。これは完全に私のミスです。
私も人間、彼らも人間です。
共に学び、共に成長できるような関係でありたいと思っています。
スタッフの夢や生活感を
とても大切に考えています
私は黙々と仕事をする人が好きです。
You Tubeでは少しキャラを作ることもありますが、一人でも多くの方に性感染症の重要性を理解してもらいたい、届けたいという思いからで、基本的には私自身も静かな方です(たぶん)。
これまでに働いてくれた方の多くは自分の夢を持った人たちでした。 大学生として将来立派に就職したい、子育てにひと段落ついて社会復帰したい、今はとにかく少しでも稼いでお金を貯めておきたい―――。
様々な方々を研修、教育、指導してきて、私自身も皆さんのお話を聞かせてもらい、銀座ヒカリクリニックで戦力として働いてくれる事と同じくらい、皆さんの夢がかなう事を共に願ってきました。
私は言葉でも彼らに伝えました。
しっかりと大学生活を楽しみながら働いてくれたらいい。
遊びも大事だし、就職うまくいくことも大事。
たくさんの仲間が自分の夢に巣立っていきました。
当然、残ってほしい人には声をかけたりしますが、声をかける事でその子の進むべき道を誤らせてしまってはいけないと意識した上での事です。
当院で長く働いてくれたら、それほど素晴らしいことはありません。
しかし、それ以上に、もし当院を退職しても長く付き合える友人でありたい。
そう思えるような人材を私たちは探しています。
銀座ヒカリクリニック
院長 剣木憲文
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受付スタッフ(常勤・非常勤) 看護師(非常勤) 医師(非常勤)