尖圭コンジローマ|医師監修|東京|性病検査

尖圭コンジローマとは

HPV(ヒトパピローマウイルス)による性感染症です。尖圭コンジローマを起こすのは低リスク型のHPV(6型・11型)であり、子宮頸がんを起こす高リスク型HPVとは異なります。
まずは当院で経験させていただいた症例をご参照致します。(画像は患者様より承諾済みです)

症例1.

症例2.

症例3.

症例4.

症例5.
症例6.
症例7.

症例8.

参考症例1 こちらは尖圭コンジローマではありませんが、できもの系の性感染症としてしばしばみられる伝染性軟属腫(水いぼ)という病気です。尖圭コンジローマが陰部にできるのに対して、やや外側に見られるのが特徴です。一つ一つのイボは4,5mm程度で突起し、中には乳白色のかゆ状物質が見られます。

参考症例2 こちらは尖圭コンジローマや伝染性軟属腫(水いぼ)などの性感染症ではありませんが、膣前庭部乳頭腫症という正常構造です(治療不要)。尖圭コンジローマとの区別が難しく、不慣れな医師の診察ではしばしば尖圭コンジローマだ、と誤診されてしまう事もあります。尖圭コンジローマが赤、白、黒などの変色が見られるのに対して、この膣前庭部乳頭腫症は周囲の正常構造と同色であるのが一つの特徴です。

参考症例3

参考症例4

参考症例5 こちらは性病ではありませんが、小陰唇にある、汗を分泌するアポクリン管腺という腺にばい菌が入り、腫れて、炎症してしまう病気です。相手にうつす心配はありませんが、重症化しないように抗生物質を飲んだり、抗生物質入りの軟膏を塗って治していきます。

性器や周辺にイボができます

鶏のトサカやカリフラワーのようなイボができる病気です。痛みや痒みはないものの、数が増える、大きくなることがあって見た目の問題がありますし、イボをパートナーにうつしてしまうことがあります。

再発が多い

手術で外科的に除去する、軟膏といった薬を塗るなどで治療してもウイルスの完全な除去は難しいとされています。そのため、再発しやすい傾向があります。治療が終了しても3ヶ月程度は経過観察が必要です。

母子感染の可能性も

出産時に感染していると、母子感染により赤ちゃんが感染してしまう可能性があります。妊婦健診でしっかり確かめてもらいましょう。

子宮頸がんワクチン接種によって予防可能

4価以上の子宮頸がんワクチンであれば、尖圭コンジローマの予防効果があるとされています。当院では9価のHPVワクチンであるシルガードをご用意しております。一時期日本では副反応の問題で接種している方が減少しましたが、2018何の名古屋スタディと言う論文にて「様々な症状は薬害によるものではない」と言う結論が出まして、現在接種が再び勧められています。

当院では、患者様のご希望があれば、男性への接種も積極的に行っております。

感染経路

セックス、オーラルセックス、アナルセックスによって、皮膚や粘膜の傷から低リスク型のHPV(ヒトパピローマウイルス)が感染します。男女ともに性器や肛門周辺、肛門内、尿道口に感染して病変を生じさせます。

男性

陰茎、亀頭、包皮の内側、陰嚢など

女性

大陰唇、小陰唇、膣前庭、膣、子宮頸部など

挿入行為無しでの感染

また、挿入行為をせずとも裸で抱き合って皮膚の接触があるだけでも感染します。実際、当院では過去に指入れだけで感染した方がいらっしゃいました。

尖圭コンジローマの検査・診断・治療・副作用

検査

視診で病変を確認できるため、それで治療が開始できます。検査の必要がある場合には、病変を綿棒でこすって検体を採取します。この検査はいつでも可能です。

尖圭コンジローマの治療について

液体窒素を用いた凍結療法や軟膏、漢方などによって治療します。ただし、3ヶ月以内に約25%は再発するとされているため、治療後は一定期間経過観察をして再発がないことを確認します。

治療内容

液体窒素による凍結療法は外来で受けることができます。また、軟膏(イミキモド5%クリーム)を処方する場合もあります。

治療の流れと注意するポイント

イボの数が増えてしまうと、治療が長引いて負担が大きくなりますので、怪しいイボがあった場合には早めに受診しましょう。再発しないことを確かめるためには3ヶ月以上かかりますので、きちんと受診して確認しましょう。

副作用・リスク

赤み、ただれなどの副作用が出ることがございます。このような症状が出た場合はすぐに担当医師へご相談ください。

 

動画でわかる性感染症

性感染症のフリートークの中で尖圭コンジローマが題材とされている動画になります。
『尖圭コンジローマの治療法とコツ』
.
『尖圭コンジローマ 5分解説』

こちらは、尖圭コンジローマではありませんが、できもの系性感染症としてしばしばみられる伝染性軟属腫についての動画になります。
『水イボこと伝染性軟属腫 5分解説』

尖圭コンジローマの検査・治療費用

病名 検査費 治療費
尖圭コンジローマ 視診(初診、再診料内)
HPV低リスク群
¥8,800

液体窒素による治療
初回¥9,350
2回目から¥6,050
 *終診後2か月以降経過した場合は初回の料金でございます。
ベセルナクリーム
¥7,260(1週間分)
ヨクイニン(漢方)単品価格
¥2,200(1週間分)
¥14,300(約8週間分)
液体窒素 + ヨクイニンのセット価格
初回の窒素 + ヨクイニン1週間分= ¥ 9,900
2回目以降の窒素 + ヨクイニン1週間分= ¥ 6,600

表示価格は全て税込みです。
治療に際して、上記の他に処方料¥220、整腸剤・制吐剤などにそれぞれ¥110がかかります。

診療料金
初診料 ¥1,650
再診料 ¥1,100
処方料 ¥220

尖圭コンジローマの予防

性器以外の病変から感染する場合もありますので、コンドームの予防効果は限定的です。HPVワクチンは、尖圭コンジローマの予防効果があるとされています。

シルガード(HPVワクチン9価)→ご希望の方は必ず1週間前にご連絡ください
回数 通常価格 女性用風俗従事者またはホストの方、風俗で働く女性
1回接種
(他院で接種歴のある方)
¥35,200 ¥33,000
3回セット ¥99,000(1回分は¥33000に相当) ¥92,400(1回分は¥30800に相当)

治りにくい患者様へ

 当院は性感染症専門の施設であるため、他の泌尿器科、婦人科、皮膚科医院などから治りにくい患者様(難治性尖圭コンジローマ症例)を受け入れております。
 難治性尖圭コンジローマの外来は院長先生のいらっしゃる月曜午前、金曜日、土曜にお越しくださいませ。

治りにくい患者様とは?

例えば、治りにくい患者様には以下のような方がいらっしゃいます。

⚫︎通院している医院ではベセルナ治療しかしてくれず、それが奏功しない
⚫︎液体窒素の治療を1年半継続しているが再発を繰り返している
⚫︎再発していると自分では思うが、先生は再発していないという(しっかり診てもらえない)
⚫︎レーザー治療をしてもらったが再発した
⚫︎液体窒素を当ててもらう時間が少なすぎる
⚫︎ヨクイニンを飲んでみたいが処方してくれないので市販のヨクイニンを飲んでいる
⚫︎どうしても液体窒素の治療が痛くて耐えられない。

他の医院様でなされていない治療法

 当院では、他の医院様であまりなされていない治療法に積極的に取り組んでおります。通っておられる医院で良くならない場合には一度試してみても良いかもしれません。ぜひご相談下さい。中には古い薬で現在、適応外となっているものもございますが、新薬であるベセルナが奏功しない症例で用いた場合に奏功する事が経験的に確認されています。よって当院では古い軟膏も積極的に使用しております。

薬 名 価格

5FU軟膏

(承認薬適応外使用)

 ¥11,000

ブレオマイシン軟膏

(承認薬適応外使用)

¥14,850

ポドフィリン液

(未承認薬)
(2024/10/06現在、納品待ちの状態)

¥22,000

どうしても液体窒素が痛くて長く受けれられないという患者様には麻酔クリームや局所麻酔注射も実施しております。
*治療効果には個人差がございます。

薬 名 価格
麻酔クリーム

1回お試し  ¥1,100

 30回分 100g¥9,900

局所麻酔剤 1mlあたり¥770
*1-2ml使用が多いです
メディア(取材)
銀座ヒカリクリニック
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