クラミジアとは
感染者数が最も多い性感染症で、クラミジア・トラコマティスという細菌によって生じます。
若い世代の感染者がとても多い
性感染症の中で最も感染者数が多く、国内感染者数は40万人以上とされています。若い世代の感染率が特に高く、性体験がある高校生に対する調査では、男性6.7%・女性13.1%という結果が出たこともあります。
感染しやすい
1回の性行為で30~50%に感染するという調査結果もあり、感染率の高い病気です。また、きちんと受診して治しても知らないうちに再感染していることも多いため、定期的な検査が重要です。
どんな症状が出るのか
男性の場合、尿道炎症状と言って、尿道違和感、ムズムズ感、尿道痛、透明~白色の膿などが見られます。
女性の場合、外陰部のかゆみ、おりもの増加、悪臭、下腹部痛、性交痛、不正出血などが見られます。
しかし、全く無症状の方も半数以上で診られます。
性器だけでなく、のどへの感染も
クラミジアは性器だけでなく、ディープキスやオーラルセックスでのどに、アナルセックスで直腸に感染することがあります。
のどの症状は咽頭痛、違和感、イガイガ感、痰がらみ、咳込みなどが見られます。
肛門の症状は膿の排泄、下痢などが見られます。
しかし、のどや肛門は特に、無症状の方が多いとされています。
→オーラルセックスやアナルセックスなど、リスクのある行為をされている方は銀座で検査(簡単にWeb予約ができます)をしてみませんか。
無症状のケースが半数以上
男性はかゆみや分泌物、女性はおりものの増加などの軽い症状が起こることもありますが、まったく症状を起こさないケースもかなり多く、こうしたことから感染が拡がりやすいとされています。
ディープキスやオーラルセックスによる感染
ディープキスやオーラルセックスでのどにも感染します。のどへの感染はさらに症状を起こしにくいため、自覚がないまま感染を大きく拡げてしまう主原因になっていると考えられています。
放置すると不妊リスクが
感染したまま放置していると女性は不妊や子宮外妊娠につながってしまいます。また、男性も無精子症になる可能性があります。
感染経路
クラミジア・トラコマティスアは、精液、膣分泌液、感染した箇所の粘膜(性器・のど・直腸など)に存在しており、それが粘膜に触れることでクラミジアに感染します。感染が起こるのは、セックス、オーラルセックス、アナルセックスです。
のど
食器の共有で感染するリスクは低いと考えられていますが、唾液による感染などに関してはまだわかっていません。
クラミジアの方にフェラチオ・クンニリングスをするとのどに感染する可能性がありますし、のどに感染している方にフェラチオ・クンニリングスをされた場合は性器に、ディープキスをした場合はのどに感染する可能性があります。
直腸
アナルセックスをした場合は、直腸に感染することもあります。
母子感染
出産時にお母さんが淋病に感染していると母子感染して赤ちゃんにうつってしまうことがあります。一般的な妊婦健診の検査項目にクラミジア抗原検査が入っていますので、必ず妊婦健診を受けてください。
クラミジアの症状
男女ともに半数以上が無症状で、症状がある場合もかゆみや分泌物の軽い変化などが多くなっています。また、のどへの感染は特に症状が出にくく、こうしたことから感染が拡がりやすいとされています。
男性の症状
尿道粘膜に感染すると、かゆみや不快感、排尿時の軽い痛み、尿道から白っぽくて透明な膿が出る、副睾丸が腫れる、軽い発熱などを起こすことがあります。ただし無症状、またはごく軽い症状が大半を占めます。
男性が感染したまま放置した場合のリスク
治療せずに放置すると前立腺や精巣に感染を拡げて前立腺炎や精巣上体炎になる可能性があります。無精子症になってしまうこともあります。
→微細な症状を感じたら、ご予約なしでも銀座にお越しくださいませ。
女性の症状
ほとんどの場合、症状がありません。子宮頸管に感染して炎症を起こすと、おりものの増加、不正出血(生理以外に起こる出血)、下腹部の痛み、性交痛などがあります。おりものの変化は量がやや増える程度で、匂いや色などの変化はほとんどありません。
女性が感染したまま放置した場合のリスク
感染したクラミジアは奥に拡がって卵管炎、卵巣炎、骨盤内炎症性疾患(PID)、肝周囲炎などを起こすことがあります。放置していると卵管の癒着などによって不妊や子宮外妊娠を起こしやすくなります。また、クラミジアは母子感染するため、感染したまま出産すると赤ちゃんにうつってしまいますので、早めに検査を受けて感染していた場合には治療を受けてしっかり治しましょう。
のどの症状
のどにうつった場合は特に症状がほとんど出ませんが、ごくまれにのどの痛みや違和感などの症状が出ることがあります。のどに感染することが知られていないため、フェラチオやクンニリングスでうつってしまっているケースが増えてきています。
直腸の症状
肛門の不快感・かゆみ、出血、直腸粘膜の下痢、血便などを起こすことがあります。
クラミジアは感染しやすく、オーラルセックスでも感染するため予防も困難です。無自覚のまま感染を拡げやすく、しっかり治しても再感染を繰り返すこともあり、定期的な検査が必要です。
クラミジアの検査・診断・治療・副作用
検査
無症状の場合も検査によって感染の有無を確かめることができます。検査のタイミングも感染機会の直後から可能です。
感染が疑われる部分から検体を採取して確認します。
男性 | 初尿(前の排尿から2時間あけて) |
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女性 | 膣ぬぐい液 |
のど | うがい液 |
直腸 | 肛門周辺のぬぐい液 |
治療について
基本的に薬の服用で治せます。市販薬で治すことはできないので、必ず受診してください。治療から2週間程度経過してから再検査を受け、陰性になっていると確認されたら治療終了です。クラミジアは再感染を繰り返すケースが多く、パートナーとうつし合ってしまうピンポン感染が起こりやすいので注意が必要です。
治療内容
薬を1~7日間服用します。使われる薬剤は、マクロライド系、テトラサイクリン系、ニューキノロン系などの抗生物質です。90%の患者様が1回の治療で完治しますが、10%の患者様は治らず、次のお薬(抗生剤)が処方されます。
治療の流れとポイント
検査を受けて陽性と診断されたら治療を受け、2-3週間後の再検査で陰性になったら治療完了です。再検査で陰性になるのを確認するまで、オーラルを含めた性行為を控え、しっかり治療を受けましょう。再感染することがありますので、予防と定期的な検査をおすすめしています。
副作用について
下痢、吐き気、腹痛など報告されております。このような症状が出た場合はすぐに担当医師へご相談ください。
→クラミジアは男女共に、検査も治療も治癒検査も全てオンライン診療で完結できます。
クラミジアの検査・治療費用
病名 | 検査費 | 治療費 |
---|---|---|
クラミジア* | 咽頭、性器 各々¥3,300 |
飲み薬 ¥5,390-¥6,160 |
表示価格は全て税抜きです。
治療に際して、上記の他に処方料¥220、整腸剤・制吐剤などにそれぞれ¥110がかかります。
*即日検査は1項目当たり追加¥2,200で実施可能で、診察終了1時間前までに診察を受けられた方までとさせていただきます。
診療料金
初診料 | ¥1,650 |
---|---|
再診料 | ¥1,100 |
処方料 | ¥220 |
クラミジアの予防について
セックスだけでなく、オーラルセックスやアナルセックスでも必ずコンドームをつけてください。ただし、コンドームは外れる・破れる可能性があるなど100%完全にクラミジアの感染を防ぐことはできません。クラミジアは症状に乏しく、再感染を繰り返すケースも少なくないため、「もしかしたら」と思ったら、必ず早めに受診して、検査を受けましょう。
動画でわかる、クラミジア感染症
クラミジア感染症について、もう少し詳しく知りたい! という患者様へ
当院の院長先生が作成された動画をご参考にしてください。
なぜ検査費用が安いのか!?
性感染症自由診療における検査1項目の費用にはばらつきがありますが、都内の性感染症専門クリニックでは相場が8,800円程度とされています。
なぜ当院の検査1項目が3,300円からご提供しているか、「なぜそんなに安いんですか?」と聞かれることがございます。これはひとえに院長先生の方針からこのようなリーズナブルな検査費用が定まっているのです。
出来るだけ多くの検査を
クラミジアにかかっている患者様の多くは尿道ムズムズ感や透明な膿の排泄でご来院されます。「調べてみるとクラミジアが疑わしいからクラミジアの検査と治療をしてください」と患者様はおっしゃいます。そのような情報を受け、当然私たち医療スタッフも「まずはクラミジアが疑わしい」と考えます。しかし、クラミジアに罹患(りかん)している患者様の約30%が淋菌性尿道炎にも感染していたり、のどのクラミジアにも感染していたりしています。「のどに感染していても、クラミジア尿道炎の薬で治るんでしょ」と患者様はおっしゃいます。もちろん抗生剤服用は全身治療ですので、のどのクラミジアにも効果があります。しかし、のどは血流が乏しいこともあり、尿道炎に対して程の効果は期待できず、のどだけ残ってしまう事もあります。
そのようなわけで私たちはクラミジアを疑う患者様には最初の時点で淋菌の検査もおすすめしています。また、治ったか否か確認をする2週間後の治癒検査(ちゆけんさ)の際にはのどの検査もおすすめしています。
「淋菌はもっと膿がたくさん出るんでしょ」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、当院の統計では淋菌陽性の9%が無症状であった、という結果が出ています。
例えば淋菌・クラミジアのセット検査でも検査費用は6,050円です(診察料1,650円、女性は内診料1,650円は別途かかります)。
例えば尿クラミジア、のどクラミジアの検査費用は6,600円です。(診察料1,650円、女性は内診料1,650円は別途かかります)。
ちなみに、お電話で「変な検査をしているから安いという事ではないですか?」と問われます。変な検査とは(??)わかりませんが、淋菌には培養検査とPCR検査とがございます。培養検査は歴史があり、原価が安くて簡便ですが、検査結果までに日数を要します。一方PCR検査は、精度も原価も高く、検査日数は3,4日程度です。現在の主流はPCR検査です。当院ではすべての淋菌検査はPCR検査を推奨しています。【変な検査?】は一切行っておりません。
いま、最も治りにくい性病、マイコプラズマジェニタリウムの検査をぜひ
淋病やクラミジアは歴史が長く、効果的な抗生剤が確立している性感染症です。しかし、現在、日本性感染症学会でも問題となっているのはマイコプラズマ・ジェニタリウムです。2016年の日本性感染症学会が出版しているガイドラインでは、まだ【非クラミジア性非淋菌性尿道炎】という分類がなされていましたが、2020年版では【マイコプラズマ】という項目が新たに付加されました。そしてマイコプラズマジェニタリウムという病原体が今、最も治りにくい、すなわち耐性菌の多い病原体となりつつあるのです。
治りにくいとは?
では、治りにくいとはどのような意味でしょうか。その一つは【抗生剤で除菌がされづらい】事です。例えば、クラミジアであれば通常ひとつの抗生物質を飲めば90%が治癒します。しかし、マイコプラズマジェニタリウムの場合はひとつの抗生剤での治癒率が60%程度です。よって、当院ではマイコプラズマジェニタリウムの診断がついた患者様には最初から2剤の抗生物質が処方されます。
もう一つの治りにくい理由は、【症状が残存しやすい】という点です。抗生剤2剤、3剤服用しても「まだムズムズが治りません」とおっしゃる患者様や「膿が減ったけれども、なくなりません」とおっしゃる患者様がいらっしゃいます。
完治するまで寄り添います
当院では上記のような【治りにくい患者様】には、治療経験豊かな医師が次の抗生剤の選択や、菌が完全に消失した後であれば慢性尿道炎として新たに抗生剤以外の症状を抑える薬剤の処方が検討されます。ぜひご相談ください。
ノリ先生からのメッセージ
淋病はクラミジアほどの罹患数はないものの、古くから膿瘍形成などの重症化症例が報告されています。もし、疑う症状が出現した際には速やかに検査、治療を行いましょう。またピンポン感染防止の観点からも極力のどの検査をしましょう。我々の統計では、のどの感染においては2位のクラミジアを差し置いて当院で検査をされた患者さまのうち、約8%の方にのどの淋病感染を認めました。
症例解説と患者様のお声
*銀座ヒカリクリニックでは患者様ひとりひとりのご経験を貴重な症例としてとても大切にしています。Googleの口コミは、お名前が出てしまうのでご協力が難しい患者様には、“未来の患者様の為に”院内のアンケートにお答えいただいております。ここでは実際の患者様の症例と院長先生(ノリ先生)の解説、患者様のお声を匿名化してご紹介いたします。
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おりもの増加で発見され、1度の治療で治りきらなかった膣クラミジアの一例
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パートナーが陽性で初めて検査をするに至ったクラミジア尿道炎の一例
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久しぶりの検査でのどのクラミジアに感染していたパパ活女性の一例
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2日連続続いた掻痒感で見つかった膣クラミジアの一例
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全くの無症状の状態から、のど尿のクラミジアが見つかった一例
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妊娠中の妻がクラミジア陽性で自身も尿中クラミジア陽性の一例
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広い検査を行う事により、無症状クラミジアが発見された一例
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無症状だが、定期的な検査で発見された、風俗利用者のクラミジアの一例
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様々な症状が出現し、複合的に性感染症の感染が疑われた一例
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全くの無症状で、相手がクラミジアを発症して自身も見つかったという一例
おりもの増加で発見され、1度の治療で治りきらなかった膣クラミジアの一例
30歳代女性 会社員
3週間前にパートナーができました。コンドームは使用したり、しなかったりしています。2,3日前から陰部の痒み、おりもの増加、下腹部痛があります。相手は無症状ですが、今回検査をしてクラミジアと診断を受けました。
【専門医の解説】
患者さんはおりものの異常とかゆみ、下腹部痛を訴えられています。外陰部は特に異常はなく、おりものは白色でにおいはなく、やや多い印象を持ちました。若干広めの検査をおすすめし、患者さんとお話をしながらのどとおりものの淋菌・クラミジアの検査を行いました。また、おりものが多かったので膣洗浄も行いました。結果は膣クラミジア陽性でお薬を処方しましたが、2週間後の治癒検査時には再陽性を認めました。ちなみにパートナーさんは1度の治療で陰性になっていたようです。クラミジアは90%の人が、抗生剤の服用で1度で完治しますが、残りの10%の方は再陽性が出てしまいます。この方の場合も10%の再陽性でしたので、今度は違う種類の抗生剤が処方され、完治しました。
【患者様のお声(銀座ヒカリクリニック 口コミ)】
久しぶりにパートナーができ、行為をしたらおりものの症状が出たので焦りましたが、しっかりと対応してくれて助かりました。自由診療のクリニックと聞くと、カウンセラーさんに検査をどんどん増やされるという口コミの所もあったのでビクビクして受診しましたが、銀座ヒカリクリニックさんではスタッフの方は丁寧に対応してくれて、先生も忙しそうではありますが熱心に相談を受けてくれて検査の進め方も一緒に考えてくれました。自分のクラミジアが治りにくかったので不安にもなりましたがその時も冷静に対処してくれました。これから妊活も考えているので、安全にしていきたいので、また検査に来ます。ありがとうございました。
“おりもの症状がある方、妊娠を控えている方は早めの検査をしましょう”
パートナーが陽性で初めて検査をするに至ったクラミジア尿道炎の一例
40歳代 男性 会社員
半年前から一人のパートナーがいます。1か月前から尿道の違和感、ムズムズ感、尿道痛、尿道から白い膿が出てきました。先日、パートナーも症状が出て、クラミジアと診断されました。
【専門医の解説】
尿道の症状というのは、潜在的に気持ちが悪いですが、特に激痛でない場合は見過ごしてしまう事があります。この患者さんも相手が診断されて初めて「思い返してみれば、、、」と考えるようになりました。尿7種の検査と炎症の度合いを調べる尿沈渣を行い、クラミジアが陽性で、尿中白血球は30-50(顕微鏡毎視野あたり)で比較的強い炎症を認めていました。すぐに抗生剤が処方されました。
【患者様のお声(銀座ヒカリクリニック 口コミ)】
性病は本当に怖いと思いました。まさか自分がかかっているとは考えもしませんでした。先生が処方して下さった抗生剤を飲むと、症状がみるみるよくなって、「やはりこの感覚は異常だったんだ」と思い知りました。軽微な症状でも必ず検査したほうが良いと思うようになりました。ちなみにアジスロマイシンで症状は良くなったのですが、治癒検査で再陽性が出たので、次はミノサイクリンを処方してもらいました。それでバッチリ治りました。性病はかかっているのが自覚できなかったり、一発で治らなかったりと本当に怖いことだらけです。
“まだ検査をしたことが無い方は一度、早めの性病検査をしてみましょう”
久しぶりの検査でのどのクラミジアに感染していたパパ活女性の一例
20歳代女性 会社員、パパ活
2年前に淋菌、クラミジアに罹ったことがあり治療しました。今回は無症状ですが、ノリ先生のYou Tubeを見て心配になり検査に来ました。のど4種を希望します。
【その後の経過】
のど4種の検査の結果はクラミジアのみ陽性で、淋菌、マイコプラズマ・ウレアプラズマは陰性でした。アジスロマイシンが処方され、完治しました。
【専門医解説】
のどの性感染症は主に上記の4種類があり、ほとんどの方が無症状です。のどの性感染症は一般的には、重症化することはありませんが、放置をしていると相手ののどや性器にうつり、やがては自分の性器に戻ってくることがあり見付けた場合は治療が必要です。この方の場合はアジスロマイシンの処方で完治しました。
【患者様のお声(銀座ヒカリクリニック 口コミ)】
完全個室なので、誰とも会わないでスムーズに検査、治療、再検査が受けれたのが良かったです。担当医の先生は、ノリ先生ではなかったけれど、性感染症にとても詳しく、また優しくて、様々なお話が聞けました。パパ活相手の4人全員に性病検査をしてもらったところ、ひとりがクラミジア、もう一人がマイコプラズマでした。やはり検査は大切だと思いました。また検査をしに来ます。
“パパ活をしている人は、月1回の定期検査をしましょう”
2日連続続いた掻痒感で見つかった膣クラミジアの一例
20歳代女性 会社員
マッチングアプリを利用しています。1か月前に一度だけキスとコンドームを用いない膣性交をしました。4,5日前から外陰部の痒み、おりもの増加、下腹部痛があります。特に昨日と一昨日が凄くかゆかったです。おりものベーシック検査を希望します。
【その後の経過】
診察ではおりものが少量のチーズ状であり、カンジダが疑われ、膣錠とクリームが処方されました。しかし、結果はカンジダを含む、トリコモナス、一般細菌、淋菌などが陰性で、クラミジアのみ陽性でした。
【専門医解説】
陰部の痒みの代表格はカンジダとクラミジアです。しかし、検査をしてみないと分からない事もあったり、いくつかの病原体が重複感染をしている事もあります。本症例では、カンジダの治療後に症状が軽快しているので、検査では検出できませんでしたが、少量のカンジダがいたのかもしれません。その後クラミジアのお薬が処方され、2週間後の治癒検査では膣クラミジア陰性で完治していました。
【患者様のお声(銀座ヒカリクリニック 口コミ)】
こんなにかゆいのだし、おりものも増えているのだからカンジダかと思いましたが、検査をしてみて良かったです。クラミジアが治ったので本当に良かった。これで安心して妊活ができます。
“アソコがかゆいと感じる方は、性病検査を受けましょう”
全くの無症状の状態から、のど尿のクラミジアが見つかった一例
60歳代男性 会社員
3か月前から週に1回キス、クンニ、ゴムなし膣性交をするパートナーがいます。自分は症状がありませんが、相手がクラミジアになりました。のどと尿のクラミジア検査を希望します。
【その後の経過】
検査結果は尿クラミジア、のどクラミジアはともに陽性でした。アジスロマイシンが処方され、2週間後の再検査では、のどクラミジアのみ陽性、尿クラミジアは完治していました。途中での性行為はなかったとの事であり、のどのクラミジア感染症に対して次の抗生剤が処方されました。その2週間後に完治しました。
【専門医解説】
のどのクラミジアの方が薬が効きにくいという典型的な症例でした。尿や女性の膣と言うのは血流が豊富ですが、のどに関しては男女にかかわらず、比較的欠乏が乏しいのです。それが同じ薬を飲んでも治りにくさが出てしまう原因の一つです。
【患者様のお声(銀座ヒカリクリニック 口コミ)】
自分は無症状だったのでまさかのどと尿の両方でクラミジアが出るとは思いませんでした。そしてのども一度で治らなくてとても萎えました。それでもここの先生は最後まで励ましてくださり、何とか完治に持っていけました。パートナーにも安心してもらう事ができたので、今後は定期的に通ってみようかと考えています。ありがとうございました。
“相手がクラミジアの時は、性病検査をしましょう”
クラミジアだが、比較的強い尿道の炎症をきたした一例
20歳代男性 飲食店勤務
1か月前から今のパートナーと付き合っており、キス、ゴムなしフェラ、ゴムなし性交をしました。翌日頃から尿道の違和感、ムズムズ感、尿道痛、透明な膿の排泄がありました。朝一番が痛みます。尿2種の検査と即日治療を希望します。
【その後の経過】
尿2種沈査の検査が行われ、ミノサイクリンが処方されました。尿中のクラミジア陽性、淋菌陰性、尿中白血球は50-99個/顕微鏡毎視野であり、著明な炎症を認めていました。お薬の内服で症状は改善傾向にあり、1週間後の尿沈査検査では白血球は正常化し、2週間後の尿検査ではクラミジアは消失していました。
【専門医解説】
クラミジアは世界で最も多いとされる性感染症で、症状や炎症に乏しいと気づかない事も多く問題とされています。本症例では、尿道痛と膿の排泄もあり、白血球も50-99個と非常に強い症状を来たしました。そこから早期の治療で、2週間で完治しました。長い目で見るとクラミジアによる重症化しないうちに治すことができたので、症状が強く出て良かったのだと考える事ができます。
【患者様のお声(銀座ヒカリクリニック 口コミ)】
症状が出たのが年末だったのですが、お正月明け早々から対応していただけてとても助かりました。本当にありがとうございました。困った時はまた伺います。
“強い尿道炎症状のある方は、銀座ヒカリクリニックで性病検査をしませんか”
妊娠中の妻がクラミジア陽性で自身も尿中クラミジア陽性の一例
30歳代男性 会社員
妊娠中の妻がクラミジアの抗体検査陽性になりました。相手は妻のみで、私は症状がありません。クラミジアの尿・のどの検査をお願いします。
【その後の経過】
検査結果は尿中クラミジア陽性、のどは陰性でした。アジスロマイシンが処方され、2週間後の治癒検査で陰性を認めました。
【専門医解説】
クラミジア抗体検査は基本的な解釈としてIgG抗体陽性の場合は既感染(過去に感染歴がある)、IgA抗体陽性の場合は現在の感染を示唆するのですが、実際におりものやのどなど局所のPCR検査で菌を検出しない事もありますし、治療後にIgA抗体が陰転化しなかったり、曖昧な結論になってしまう事がしばしばあります。私たちの所にもそのような、検査結果が腑に落ちないというお悩みを受ける事がございます。
基本的には性感染症の学問から見た場合には、局所のPCR検査が最も大切でその結果に基づいて治療を行う事が望まれます。(IgG,IgAなどの抗体検査は主に不妊治療の分野で重要視されています)
当該患者様では上記のような難しい状況には至らず、お薬ですぐに完治をしました。とても良かったと思います。
【患者様のお声(銀座ヒカリクリニック 口コミ)】
妊娠中にクラミジアの検査を行い、陽性が出てしまったので、焦りましたが、妻も私も幸い1回の治療で速やかに治りました。やはり定期的な検査の必要性を思い知りました。自分だけは大丈夫、という事にはならないのだと思いました。
“奥様が妊娠中の方は、一度性病検査をしておきましょう”
広い検査を行う事により、無症状クラミジアが発見された一例
30歳代女性 会社員
無症状なのですが、彼がマイコプラズマ、ウレアプラズマを受けるように言っており、受けに来ました。どの検査を受ければいいですか。
【その後の経過】
医師と相談し、膣4種、のど4種の検査を行いました。咽は全て陰性、おりものはクラミジアとU.パルバムが陽性で、抗生剤治療を行いました。
【専門医解説】
患者様は30歳代の方でまだこれから妊娠の可能性のある方でした。無症状でしたが、症状がない人ほど、性病の検査は必要と考えており、広めの検査を同意して下さいました。クラミジアが無症状で長く潜伏してしまい、体内で炎症が広がってしまうといけないので、結果としてとても良かったと思いました。
【患者様のお声(銀座ヒカリクリニック 口コミ)】
まさか自分が? という感じでした。彼から検査を受けに来てほしと言われたのはマイコプラズマでしたが、先生に淋菌、クラミジアもやってみましょうと言っていただけて良かったと思いました。やはり風俗のお仕事などをしていなくても、定期的に性病の検査は必要だと分かる体験でした。
“まさか自分が? と思う方は性病検査をしましょう”
無症状だが、定期的な検査で発見された、風俗利用者のクラミジアの一例
60歳代男性
特に症状はありませんが、風俗を利用しているので、念のために淋菌とクラミジアの検査をお願いします。
【その後の経過】
尿は肉眼的にきれいでしたが、検査結果でクラミジア陽性、淋菌は陰性でした。アジスロマイシンが処方され、2週間で完治しました。
【専門医の解説】
クラミジアは個人差はありますが、男性も女性も、咽の場合もほとんどが症状がありません。基本的には症状が乏しいから無自覚に広がってしまいます。不安な行為のある方は必ず検査を受ける事をお勧めします。
【患者様からのお声(銀座ヒカリクリニック 口コミ)】
全くの無症状だったので、正直クラミジア陽性の結果を見た時は驚きました。クリニックでは女性の患者さんもいたようで、緊張しましたが、完全に個室だったので、誰とも会わずにこっそり検査、治療ができて良かったです。
“誰とも会わずに検査をしたい方は、完全個室の銀座ヒカリクリニックへお越しください”
様々な症状が出現し、複合的に性感染症の感染が疑われた一例
20歳代男性 会社員
2週間前に風俗で、コンドームを用いない膣性交をしました。1週間前から足の甲が膨らんでかゆくなり、肘や足首にブツブツができ、太ももが赤くなりました。4日前から尿道違和感、ムズムズ感、咽の腫れ、痛みも出てきました。尿2種検査と即日治療が希望です。
【その後の経過】
尿検査にて、クラミジアが陽性、淋菌は陰性でした。のどにも症状があったので、検査をお勧めしましたが、希望されず、尿道炎症状は1週間の抗生剤服用で改善しました。2週間後の尿クラミジア検査にて陰性を確認し終診となりました。
【専門医の解説】
のどにも症状があったため、咽の検査が進められましたが、まずは深刻な症状のあった尿検査を優先させました。また皮疹も出ていたので4週間後の血液検査もお勧めしましたが、受診されませんでした。
【患者様のお声(銀座ヒカリクリニック 口コミ)】
前回クラミジアになった時よりも多くの症状が出たので驚きました。治って良かったです。
“典型的な症状ではなくても、性行為をしたことがあれば性病検査は必須です!”
全くの無症状で、相手がクラミジアを発症して自身も見つかったという一例
30歳代女性 会社員
私は無症状ですが、相手が昨日検査をして尿クラミジアでした。痛みやかゆみが有ったと言っていました。
【その後の経過】
外陰部、おりものの外観は問題を認めませんした。おりもの検査でクラミジア陽性でした。抗生剤が処方され、服用初めから2週間後に再検査をして膣クラミジア陰性、さらにのどのクラミジア検査も実施し、陰性を確認して終診としました。
【専門医の解説】
クラミジアは、特に女性やのどに感染する場合は、ほとんどが無症状です。無症状で感染し、相手に移してしまったり、重症化することがあるので、検査をする機会がある時はぜひ広めの検査をお勧めします。
【患者様からのお声(銀座ヒカリクリニック 口コミ)】
まさか無症状だったので自分が持っているとは思いませんでした。とても助かりました。
“相手が性病検査陽性の時は、自分の性病が見つかるチャンスです!!”
クラミジア治療中に抗生剤服用後の副反応から発見された梅毒の一例
20歳代 男性
2,3か月前にパートナーとキス、コンドームを用いないフェラチオ、膣性交を行っていました。2,3週間前から尿道のムズムズ、尿道痛、尿道からの白い膿を認めました。気になるほどではないがおかしいと思い、検査を希望します。
【その後の経過】
尿は混濁を認めました。尿2種検査と尿沈渣が行われ、尿中クラミジア陽性、淋菌は陰性、白血球は30-50個と上昇を認めていました。比較的強めの炎症であることが示唆されました。抗生剤が処方され、服用し、2週間後の治癒検査では尿中クラミジアは再陽性でした。
次の抗生剤が処方され、服用すると、頭痛がありました。さらに、体中に淡い発疹が出てきて、お風呂で目立ちます。梅毒検査が施行され、結果は陽性でした。その後、治療を行い、梅毒、クラミジアは共に完治しました。
【解説】
抗生剤を飲んだ後に発熱があったり、今回のように頭痛があったりする場合、梅毒感染者に特有のヤーリッシュヘルクスハイマー反応を疑います。これは通常、性感染症専門のクリニックであれば当たり前の事なのですが、通常の一般内科ではあまり見る事の少ない症例かもしれません。
この方もまさにその典型でしたので、梅毒の検査が行われ、診断がついて、適切に治療に結び付くことができました。
【患者様からのお声(銀座ヒカリクリニック 口コミ)】
最初は尿道炎症状があって、クラミジアだけだと思っていましたが、抗生剤を飲んだ時の頭痛から、梅毒も見付けてくれて本当に良かったです。どちらも完全に治り、すっきりとした気持ちです。
“クラミジアが治りにくい時や、抗生剤で副反応が出た時は銀座ヒカリクリニックにお任せ下さい”
銀座ヒカリクリニック
アクセス:有楽町線 銀座一丁目駅より徒歩1分
本日の診療予約:03-6879-9875(急患受け入れも可)
*混雑時には、お電話に出られない場合があります。お手数ですが、数分後におかけ直しください。
明日以降のご予約:Web予約
混雑状況:X、混雑予報:インスタグラム
オンライン診療:Curon、LINEドクター
お得なクーポン:LINE公式アカウント
症例:写真、解説