20代/ 女性
前医での曖昧な診断に不安を覚えた膣前庭乳頭腫症の一例|東京・性病検査・安い|銀座ヒカリクリニック
診断 膣前庭乳頭腫症(正常構造)
エピソード
絞り込み検索結果:病名 - 膣前庭部乳頭腫症
20代/ 女性
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膣前庭乳頭腫症(正常構造)
20歳代女性
3か月前に友人と性行為を行った。その時にできものができ、近医で性器ヘルペスの診断を受けた。2週間前にも同様のできものができたが、それぞれ痛みはなかった。違う病院ではヘルペスかどうかわからないと言われ、はっきり診断してもらえなかった。「痛くなかったら梅毒の可能性がある」という動画を見たので検査を希望する。今は症状はないが、右小陰唇の内側にイボがあるので診てほしい。前医では「わからない」と言われた。
診察では、右膣前庭部に乳頭腫症を認めた(画像1)。尖圭コンジローマを疑う結節は認めなかった。
単純ヘルペス抗体IgGは陽性であり、時期は不明だが、性器ヘルペスの感染歴がある事が明確に証明された。
20代/ 女性
エピソード
膣前庭乳頭腫症(正常構造)
20歳代女性 医療職 1人の男性と3か月前からお付き合いがある。
4年前に尖圭コンジローマに対して電気メスでの切除を行った。2,3週間前から性器のできものに気づいた。近医を受診し、尖圭コンジローマではないと言われたが、セカンドオピニオン目的にご来院された。
診断で右膣前庭部に乳頭腫を認めた。膣前庭部に乳頭腫の診断。
30代/ 女性
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膣前庭乳頭腫症(正常構造)
30歳代女性 会社員
性器にできものがある。特定できないが、半年前くらいにはあった。尖圭コンジローマの可能性があると考え、診察を希望された。
診察にて、膣前庭乳頭腫症と診断された。
40代/ 女性
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膣前庭乳頭腫症(正常構造)
膣前庭乳頭腫症 40歳代女性 会社員
4,5日前に婦人科健診で尖圭コンジローマの可能性があると言われ、前医でベセルナが処方された。2回塗ってみたがあまり変化があるようには思えず、セカンドオピニオン目的でご来院された。
両側小陰唇には突起が散見され、尖圭コンジローマの結節は認めなかった。視診で膣前提乳頭腫症の診断。ベセルナによる治療は中止するよう指示した。
*尖圭コンジローマが治り、膣前提乳頭腫症が残る場合もあるため、必ずしも前医の診断が誤診であるとはならない。
20代/ 女性
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膣前庭乳頭腫症(正常構造)
20歳代女性 会社員 1年前より彼氏と付き合っている
1週間前に自分でイボを自覚し、レディースクリニックで尿道口の近くに尖圭コンジローマがあると言われ、ベセルナが処方された。その後、彼氏にも病院を受診してもらったが尖圭コンジローマは認めなかった。彼氏としかしていないので、本当に尖圭コンジローマなのかと疑わしい。診察では、尿道周囲や膣前庭部に正常構造としての突起が散見された(画像1)。明らかな尖圭コンジローマは認めなかった。膣前提乳頭腫症と診断し、ベセルナの使用は中止するよう指示した。
*尖圭コンジローマが治り、膣前提乳頭腫症が残る場合もあるため、必ずしも前医の診断が誤診であるとはならない
*彼氏にイボがなくてもヒトパピローマウイルスを持っている可能性はある。すなわち、イボのない相手からヒトパピローマウイルスはうつされ、自分にだけイボができる事はあり得る。
20代/ 女性
エピソード
膣前庭乳頭腫症(正常構造)
20歳代女性 会社員 パートナーは一人で、付き合ったばかり、ゴムなし性交
2か月前にコンジローマの疑いを指摘され、ヨクイニン、ベセルナによる治療を行ったが、イボに変化がなく、周囲は炎症でただれた。梅毒やヘルペスを疑われ検査をするも陰性。本当に尖圭コンジローマなのかセカンドオピニオン目的に当院を受診された。
診察では膣前庭部5-7時方向に乳頭腫が認められた(図1,2)。膣前庭乳頭腫症の診断とし、治療中止を指示した。
*尖圭コンジローマが治り、膣前提乳頭腫症が残る場合もあるため、必ずしも前医の診断が誤診であるとはならない。
40代/ 女性
エピソード
膣前庭乳頭腫症(正常構造)
40歳代女性 性的パートナー2名 性的接触は2か月前~2週間前
6週間前に前医で尖圭コンジローマの診断。ベセルナを4週間塗布した。自分ではどれがコンジローマのイボかわからない。診察では尖圭コンジローマの結節は認めず、両側小陰唇に正常構造としての突起、すなわち膣前庭部乳頭腫症を認めた。(元々尖圭コンジローマが無かったのか、最初はあったのだがベセルナで消失したのかは不詳) 治療は不要と判断された。
【謝辞】
画像掲載をご承諾いただきました患者様には大変感謝申し上げます。
【注意書き】
治療効果および療養期間には個人差がございますので、症例画像はご参考程度にご覧くださいませ。