症例写真

20代/ 女性

アトピー治療薬の服用を中止した途端に状況が改善した尖圭コンジローマの一例|東京・性病検査・安い|銀座ヒカリクリニック

Before

閲覧注意

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尖圭コンジローマ

After

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尖圭コンジローマ

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エピソード

尖圭コンジローマ

20歳代女性
【病歴】アトピー性皮膚炎に対して、7か月前からリンヴォック(ウパダシチニブ)を服用しています。前医で尖圭コンジローマを指摘され、治療目的に来院されました。
【診察】診察では、両側大陰唇(画像1)、尿道、膣前庭部(Before)、会陰部、肛門周囲(画像2)、子宮膣部(画像3)などに無数の尖圭コンジローマを疑う結節を認めました。
【経過】子宮膣部は他院にレーザー治療が依頼され、他の部位に関しては当院で液体窒素治療を実施、ベセルナクリームの塗布と、ヨクイニン服用が指示されました。しかし、3か月の治療にもかかわらず、状況は改善しませんでした。そのため、主治医の先生にリンヴォックの中止をお願いし、中止していただいたのち、凍結療法による治療効果は目まぐるしく改善しました。ものの2週間で、ベセルナクリームのみの治療(液体窒素による凍結療法は不要でした)で尖圭コンジローマはほぼ寛解しました。(After,画像4,5)

【専門医の解説】
リンヴォックという薬は、低分子医薬品の1つでヤヌスキナーゼ阻害薬であり、一般名をウパダシチニブと言います。同薬は、免疫細胞が産生する炎症性サイトカインを抑える作用が知られており、それによりアトピー性皮膚炎は改善するわけですが、一方で尖圭コンジローマに対して発動する自身の免疫システムをも阻害してしまう可能性が考えられました。このように最近使えるようになってきた新薬の分子標的薬に関しては、自己免疫疾患など原因不明の難病には効果的であってもイボなどの性感染症の悪化を招いてしまう可能性を私たちは考えています。この考え方はこの一例だけではなく、他にも類似の症例があるため、よりそのように思うようになってきています。

【患者様のお声(銀座ヒカリクリニック 口コミ)】
3か月間、液体窒素の、私にとって痛い治療で(痛みには個人差があるそうです)、全く直る兆しがなく、院長先生が「リンヴォックが関係しているかもしれない」といってくれて大学病院皮膚科を受診しました。大学病院の先生も「今は、この薬を控えないとイボが良くならないと思う」という見解で、定期的に服用する事から、アトピーがつらい時だけの頓服の服用に変えていただきました。それからは液体窒素を当てなくても、べセルナが面白いように効いて、あっという間にイボが消失しました。銀座ヒカリクリニックの院長先生、スタッフの皆さんにはとても感謝しています。ありがとうございました。

記事監修

院長 剣木憲文(けんのき のりふみ)

医師、医学博士
日本性感染症学会認定医
銀座ヒカリクリニック院長

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