30代/ 男性
一期梅毒加療中に薬疹を認めた一例
診断
Before
エピソード
30歳代男性
風俗でゴムなしの性行為を行い、2日後から陰部潰瘍ができた。潰瘍はこすれなくてもベッドで寝ているだけで痛む。性行為から2週間後に前医で血液検査を行い、TP±、RPR-であった。そのさらに1週間後に当院を受診された。陰茎体部(背側)には、かさぶたを伴うような、2㎝程度の陰部潰瘍を認めた(画像1,2)。即日梅毒(TP定性)検査陽性、RPR8、TP1280であり、アモキシシリンを1週間服用したが、全身に赤い発疹が出現し(画像3,4)、薬疹と考えられたため、翌週からビブラマイシンを服用し、薬疹は速やかに軽快した。RPRは6週間後に1、TP640と低下し、完治。さらに3か月後にはRPR0, TP160 と低下した。
→もし今、性器にできものなどがあり、なかなか病院に行きづらい状況にいらっしゃる方は、まずはご相談だけでも構いません。簡単にできるWeb予約をお勧めいたします。
*梅毒の治療費は、飲み薬1週間分¥5,390-6,160(内服は2-8週間程度必要とされます)、筋肉注射1回¥26,400でございます。
*梅毒に用いる薬の副作用には、など報告されております。このような症状が出た場合はすぐに担当医師へご相談ください。
*治療の効果や副作用には個人差がございます。
【謝辞】
画像掲載をご承諾いただきました患者様には大変感謝申し上げます。
【注意書き】
治療効果および療養期間には個人差がございますので、症例画像はご参考程度にご覧くださいませ。