20代/ 女性
ヘルペスが重症化し、ウイルス性中毒疹を発症した一例|東京・性病検査・安い|銀座ヒカリクリニック
診断 性器ヘルペス(単純ヘルペス2型)
Before
エピソード
性器ヘルペス(単純ヘルペス2型)
20歳代女性 フリーター パートナーは6か月で3人
【既往歴】11歳 帯状疱疹、19歳 人工妊娠中絶
性行為翌日から発熱が3,4日間続いた。のどの痛み、関節痛が出現。コロナ検査未実施。近医泌尿器科で膀胱炎の診断。昨日より抗生剤を内服し、様子を見ていたが、パートナーは尿から膿が出ていて、発熱、排尿痛があったため、これは自分も普通の膀胱炎ではないと思い、当院を受診された。
診察では、左大腿内側(画像1)、恥毛部、右大陰唇、膣前庭部・会陰(画像2)などに多発潰瘍を認めた。2型単純ヘルペス特異抗原検査陽性。
パートナーは淋病を認めたが、本人はのど・膣共に淋菌、クラミジアそれぞれ陰性であった。
1週間後、手足に発疹が出現した。
1か月後、発熱、肝機能異常、手足の発疹は悪化、お尻の穴が痛んだ。診察では肛門に多発潰瘍(画像3)、膝(画像4)・足関節・手掌などに多発する紅斑を認めた(画像5)。梅毒検査陰性、肛門の潰瘍に対し2型単純ヘルペス特異抗原検査陽性。性器ヘルペスによる全身性の発疹と考え、基幹病院に転院。診療情報提供書より、単純ヘルペス・ウイルス性中毒疹が疑われた。
記事監修
院長 剣木憲文(けんのき のりふみ)
医師、医学博士
日本性感染症学会認定医
銀座ヒカリクリニック院長
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メディア(取材)
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