７．尿検査で性病はわかりますか？

わかるものとわからないものとがあります。
尿検査で分かる性病は以下です。淋菌、クラミジア、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、トリコモナス、カンジダ、一般細菌。ただし、これらの原因菌については、女性の場合はおりもの検査をお勧めします。その理由は、女性の場合は泌尿器と生殖器が分かれています。膀胱炎症状の原因が性病の菌を疑う場合には尿で性病の検査をする事がありますが、基本的には生殖器である膣に性病の菌がいるか否かが大切です。膣に性病の菌がいる場合にはおりもの症状として現れたり、無症状であっても骨盤内感染症に発展したり、不妊になる事があります。尿では陰性で膣では陽性の事も多いので、女性の検査はなるべく膣でする事をお勧めいたします。
同様に、キスやオーラルセックスをする方では、性器（尿・おりもの）の検査の他、のどの検査（淋菌、クラミジア、マイコプラズマ・ウレアプラズマ）もした方が良いです。のどだけ検査陽性になる方もいらっしゃいます。同様に、アナルセックスをしている方では、肛門の検査（淋菌、クラミジア、マイコプラズマ・ウレアプラズマ）も必要です。
上記の原因菌の他、性病の原因としては、梅毒、HIV、B型肝炎、C型肝炎、ヘルペス、尖圭コンジローマ、陰茎包皮炎などがあります。これらの検査は血液検査や皮膚のぬぐい検査などで行います。ご不安なプレイ（性行為）や性病があれば、医師やスタッフが丁寧にご説明させていただきます。お気軽にご相談ください。
まとめ：男性で一番大切な検査は尿検査、女性ではおりもの検査です。そして、プレイに応じてのどや肛門の検査も必要になります。また性病の種類により、血液検査や皮膚をぬぐう検査もございます。