薬を変えてみる事が効果的

治療に行き詰まった場合は、薬剤の変更を検討することも選択肢の一つです。コンジローマ治療には、以下のような薬剤が利用されます。

• 1. ポドフィリン溶液（商品名：コンディリン）

  作用機序:
  ポドフィリンは植物由来の樹脂で、活性成分は細胞分裂を阻害する効果を持つ。HPV感染により増殖した異常細胞の核分裂を抑制し、細胞壊死を引き起こします。これによりコンジローマが縮小または消失します。

  効果:
  主に大きな病変や再発する病変に有効で、繰り返し使用することで病変の縮小が期待できます。粘膜および皮膚病変の両方に効果的とされています。

  副作用:
  局所刺激症状（疼痛、発赤、腫脹）や皮膚炎が生じる可能性があります。過剰使用や広範囲への塗布により、全身毒性（悪心、嘔吐、肝毒性）を引き起こすリスクもあるため注意が必要です。

  料金：
  院長先生の外来日のみ処方がなされます。

• ポドフィリン液（未承認薬）	価格
  お試し1回目	￥1,650
  お試し2回目以降	￥2,200
  1瓶目処方 2瓶目以降	￥22,000 ￥16,500

• 銀座ヒカリクリニックでは、日本性感染症学会認定医である院長が行う外来診療において、ポドフィリン溶液を使用したコンジローマ治療を提供しています。この治療法は、米国で承認された薬剤を使用しており、粘膜病変だけでなく皮膚病変にも効果を発揮します。また、一部の報告では、従来のベセルナよりも高い効果が期待できることが示されています。特に、治りにくいコンジローマに悩む患者さんにとって、ポドフィリン溶液は治療の新たな選択肢となり、パラダイムシフトをもたらす可能性があります。専門医による確かな診療で、より効果的な治療を求める患者さんに安心と希望を提供いたします。ぜひ当院へご相談ください。

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  2. 5FU（フルオロウラシル）軟膏

  作用機序:
  5FUは抗がん剤として知られ、ピリミジンアナログとしてDNA合成を阻害します。異常細胞の増殖を抑えることで、病変の縮小や消失を促します。

  効果:
  増殖速度の速い細胞に選択的に作用するため、尖圭コンジローマに対して一定の治療効果があります。他の治療法と併用される場合もあります。

  副作用:
  局所刺激症状（発赤、疼痛、びらん）や色素沈着が一般的です。長期間の使用や広範囲への塗布は避けるべきです。

  3. ブレオマイシン軟膏

  作用機序:
  ブレオマイシンは抗生物質由来の抗腫瘍剤で、DNA鎖の切断を引き起こし、異常細胞の増殖を抑制します。局所に作用し、病変を直接縮小させる効果があります。

  効果:
  難治性または再発性の尖圭コンジローマに用いられることがあり、他の治療法に比べて高い治癒率を示す場合があります。

  副作用:
  皮膚刺激症状（痛み、発赤、潰瘍）や、稀にアレルギー反応が報告されています。また、注射薬としての使用では肺毒性が問題になるため、局所軟膏としての使用が推奨されます。

  適切な治療選択の重要性

  各治療法は作用機序や適応範囲、副作用が異なるため、患者の病変の部位、広がり、既往歴を考慮した個別対応が必要です。特に治りにくい尖圭コンジローマでは、これらの治療法を単独または組み合わせて使用することで、治療効果を最大化することが可能です。医師との十分な相談の上で適切な治療法を選択することが重要です。当院では日本性感染症学会認定医の院長先生のご判断でのみ、上記のお薬の使用を決定させていただきます。院長先生のご出勤日はインスタなどSNS情報をご参照願います。