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2025.01.23

セックス以外で性病になる可能性5選!|東京・性病検査・安い|銀座ヒカリクリニック

1.はじめに

性病(性感染症、STI)は、通常、性行為を通じて感染することが広く知られています。しかし、性行為以外の方法でも性病に感染する可能性があることをご存じでしょうか? 多くの人々は性行為だけが感染の原因だと思っていますが、実際にはそれ以外の方法で感染することもあります。性病は、時として症状が出にくかったり、無症状のまま進行したりすることがあるため、注意が必要です。この記事では、性病に感染する可能性がある「セックス以外の5つの方法」をご紹介し、それぞれの予防策についても触れていきます。

2.血液を介しての感染

性病は、性行為だけでなく血液を介しても感染することがあります。血液感染のリスクは、主に以下のような状況で高まります。

  • 共用の注射器や針: 薬物を使用するために針を共用する場合、血液を介して性病が伝播することがあります。特に、HIVやB型・C型肝炎などは血液を通じて感染することで知られています。感染者の血液が直接体内に入ることで、性病が伝染するリスクが高まります。

  • 医療機器の適切でない管理: 使い捨ての注射器や針を使わずに、適切に消毒されていない医療器具を使うことで、血液感染が発生することがあります。これにより、HIV、B型肝炎、C型肝炎、梅毒などの感染リスクが高まります。

  • 傷口や切り傷を介しての血液接触: 出血した傷口が他の人の血液と接触することで、感染症が広がる可能性があります。この場合、外傷がない限り感染のリスクは低いですが、外傷が深刻である場合はリスクが増します。

予防策
  • 注射器や針を共用しないこと。薬物を使う場合は、必ず自分専用の針や注射器を使用するようにしましょう。
  • 医療機関での器具の適切な消毒。医療機関での衛生管理に注意を払い、使い捨ての器具を使用することが重要です。
  • 出血した傷口を他の人に触れさせないようにし、傷が治癒するまで適切な処置を行うことが感染予防には欠かせません。
  • *銀座ヒカリクリニックでは、すべての患者様に新しい針、注射器を使い捨て使用しており、安全・安心です。

3. 母子感染(垂直感染)

妊娠中の女性が性病に感染すると、胎児に感染が広がることがあります。これは、母親から胎児へと感染する垂直感染という形です。特にリスクが高い性病としては、HIV、梅毒、ヘルペス、クラミジア、淋病などが挙げられます。

  • HIV: 妊娠中にHIVに感染した母親から、出産時や授乳を通じてHIVが子どもに感染する可能性があります。
  • 梅毒: 梅毒は妊娠中に感染した場合、胎児に深刻な影響を与え、早産や流産、出生後の発育障害などの先天梅毒を引き起こすことがあります。
  • ヘルペス: 妊娠中にヘルペスに感染していると、出産時に新生児に感染し、重篤な合併症を引き起こすことがあります。
    尖圭コンジローマ:胎児に感染すると、再発性呼吸器乳頭腫症(JORRP)を引き起こすことがあります。
    クラミジア:胎児に感染するとクラミジア肺炎を引き起こすことがあります。
予防策
  • 妊婦は性感染症の検査を受ける。妊娠初期には、性感染症の検査を受け、治療が必要な場合は早期に対応することが重要です。ただし、現在問題なのは、妊娠後期での感染です。自身または夫に不安な行為がある場合は妊娠後期であっても感染症の検査を受けた方が良いと考えられます。
  • 出産前に適切な治療を行う。妊娠中に感染症が発覚した場合、抗生物質や抗ウイルス薬などで適切な治療を受けることで、母子感染を防ぐことができます。
  • 授乳時の感染対策。母乳を通じた感染を防ぐために、感染がある場合は授乳を避けるか、医師の指示に従った治療を行うことが重要です。

4. 接触感染(皮膚と皮膚の接触)

性病には、皮膚と皮膚の接触を通じて感染するものもあります。これには、皮膚に傷がある場合や、粘膜部分が接触した場合が含まれます。特に、以下のようなケースが考えられます。

  • ヘルペス: ヘルペスウイルスは、感染者の皮膚や粘膜にできた水ぶくれや潰瘍に触れることで感染する可能性があります。皮膚の接触や手を介しても感染が広がることがあります。
  • 尖圭コンジローマ: これは、ヒトパピローマウイルス(HPV)によって引き起こされ、皮膚や粘膜が接触することによって感染が広がります。
    ケジラミ症:ケジラミは恥毛部と恥毛部が接触することで感染します。
予防策
  • 皮膚の傷口や潰瘍に触れないようにする。ヘルペスやその他の皮膚感染症を予防するためには、傷口に触れないようにし、清潔を保つことが重要です。
  • 適切な衛生管理を心がける手をこまめに洗うことや、感染者との直接的な接触を避けることが、接触感染の予防に役立ちます。

5. タオルや寝具の共用

タオルや寝具を共用することで、性病が感染する可能性もあります。特に、温かく湿った環境では、ウイルスや細菌が繁殖しやすくなるため、以下のような感染が広がることがあります。

  • クラミジアや淋病: 性行為を通じて感染することが多いですが、タオルや寝具に感染者の体液が付着していると、共用した際に感染が広がる可能性があります。
  • ヘルペスや水虫: 水虫やヘルペスウイルスは、タオルや寝具を通じて接触感染することがあります。
    トリコモナス:性行為がなくても感染する代表であり、処女や高齢者も感染する事があります。
予防策
  • タオルや寝具を共用しない。個人のタオルや寝具を使うことで、感染のリスクを最小限に抑えることができます。
  • 使用後は洗濯を徹底する。タオルや寝具などを共用する場合は、頻繁に洗濯をし、衛生管理に気をつけましょう。

6. 口腔と歯科治療での感染

性病の中には、口腔内でも感染するものがあります。例えば、オーラルセックスを介さなくても、口腔内で感染が広がることがあります。特に、以下のような場合に感染が広がるリスクがあります。

  • ヘルペスウイルス: 口唇ヘルペス(口唇部に発症するヘルペス)は、口腔内の傷口から直接接触することによって広がる可能性があります。
  • 梅毒: 梅毒の病原体も、口腔内に傷がある場合に感染することがあります。特に歯科治療中に感染源が口腔内に接触することがあるため、注意が必要です。
予防策
  • 口腔内に傷がないか確認する。歯科治療を受ける際や、口腔内に傷ができた場合には、他の人と接触する際に注意が必要です。
  • 歯科治療後は適切な衛生管理を行う。治療後の感染リスクを減らすために、清潔な環境で治療を受けることが重要です。

7.まとめ

性病は、性行為だけでなく、さまざまな方法で感染する可能性があります。血液、母子感染、接触感染、タオルや寝具の共用、歯科治療など、知らず知らずのうちに感染リスクにさらされていることがあります。性感染症を予防するためには、感染のリスクを最小限に抑えるために、日常生活でも衛生管理に気をつけることが大切です。

定期的に性感染症の検査を受け、早期に治療を開始することで、重篤な健康問題を未然に防ぐことができます。感染症の予防策を講じて、健康な生活を送るために積極的に取り組みましょう。

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記事監修

院長 剣木憲文(けんのき のりふみ)

医師、医学博士
日本性感染症学会認定医
銀座ヒカリクリニック院長

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