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2025.01.23

クラミジアがなかなか治らない理由5選!|東京・性病検査・安い|銀座ヒカリクリニック

1.はじめに

クラミジア感染症は、性感染症の中でも非常に一般的な病気です。感染しても無症状であることが多く、気づかないうちに感染を広げてしまうこともあります。治療が遅れると、症状が長引いたり、重篤な合併症を引き起こす可能性もあります。この記事では、クラミジアがなかなか治らない理由を5つ挙げ、治療を進めるために知っておくべきポイントを紹介します。

2. 不完全な治療や自己判断での治療中断

クラミジア感染症は、適切な抗生物質で治療することができます。しかし、自己判断で治療を中断したり、適切な薬を使用しなかったりすることで、治療が不完全になることがあります。クラミジアの菌は、薬を使い切らなければ完全に死滅せず、再度感染症を引き起こすことがあります。また、病院で処方された薬を最後まで服用せず途中で止めてしまうと、菌が残り、再発の原因となります。

3. パートナーとの同時治療が行われていない

クラミジアは非常に感染力が強いため、一度感染してしまうと、パートナーから再感染することがあります。治療中でも、相手が検査・治療を受けていない場合、再度感染してしまうことがあります。治療を受けているのは自分だけではなく、必ずパートナーも同時に検査・治療を受けることが重要です。パートナーが治療を受けない限り、感染を繰り返してしまう可能性があります。

4. 抗生物質に対する耐性が形成されている

クラミジア感染症は、通常、抗生物質によって治療できますが、まれに抗生物質に対する耐性が形成されることがあります。耐性菌が発生する理由としては、治療が不完全だったり、自己判断で薬を中止したりすることが挙げられます。これにより、通常の抗生物質が効果を発揮しない場合があり、治療が難しくなることがあります。耐性を避けるためにも、医師の指示通りに治療を進めることが大切です。

5. 感染が再発している可能性

クラミジアは一度治療を受けても、再度感染することがあります。再発の原因としては、新たに感染を受けた場合や、感染が完全に治癒していなかった場合があります。特に、性感染症のリスクが高い行動(複数のパートナーとの性交渉など)をしている場合、再感染のリスクが増します。治療後も予防策を講じることが重要です。コンドームの使用や定期的な検査、ドキシペップの使用などが有効です。

6. 合併症による治療の難しさ

クラミジアは放置しておくと、さまざまな合併症を引き起こすことがあります。例えば、女性では不妊症や骨盤内炎症性疾患(PID)、男性では精巣上体炎前立腺炎を引き起こすことがあります。これらの合併症が進行すると、治療が難しくなり、回復に時間がかかることがあります。早期に治療を開始することで、合併症を予防し、治療をスムーズに進めることができます。


7.まとめ

クラミジアがなかなか治らない理由はさまざまですが、最も重要なのは適切な治療と予防策を講じることです。医師の指示通りに抗生物質を服用し、パートナーと同時に治療を行い、再感染を防ぐために予防策を徹底しましょう。また、治療が遅れると合併症のリスクも高まるため、早期の診断と治療が欠かせません。

クラミジアは早期に治療すれば完全に治ることがほとんどですので、少しでも異常を感じたら、すぐに専門の医師に相談することをおすすめします。そして、予防策としましては、コンドームの使用、定期的な性感染症の検査を受けること、そして最近ではドキシペップという予防薬により未然に感染を防ぐことができます

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記事監修

院長 剣木憲文(けんのき のりふみ)

医師、医学博士
日本性感染症学会認定医
銀座ヒカリクリニック院長

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